2009年9月7日月曜日

追突事故でも自己責任?

オヤジ3人組でパタヤから帰ってきて、高速道路のプルンチット出口へ下りようと左側を走っていた。
ここの出口、走ったことある人は危ない構造なのはご存じだとおもうのだが、出口分岐直前は登り坂から下り坂になっていて、見通しが良くないのである。
この日も、頂上から下ってすぐ先で渋滞していた。
そんな訳で、俺はちょっと慌て目にブレーキを掛けたんだが、さっきから後ろの車が車間距離詰めて来ていたので心配でバックミラー見たら、案の定、止まれそうにない。
右側に逃げようとハンドルを切ったのだが、右側車線は車が途切れない。

キュ~~ッ、ガッチャ~~~ン。

はい、追突~~~ (-_-)

車は押されて前進したんだが、幸いハンドルを切っていたお陰で前の車とはタッチの差でぶつからずに済んだ。
派手な音と衝撃はあったが、元々スピードが出てなかったせいか、皆身体的には問題なかったのでホッとしたのではあるが、俺は精神的にはかなり放心していた。
というのも、連れが命の次に大事だと言って憚らない車であったからだ。(コワイヨー)

車を降りてバンパーを確認すると、少し傷があるくらいであったが、バンパーを止めているネジが一カ所飛んでしまって口が開いている。
どうしたものかと思案していると、後ろの車から運転手が降りてきた。
若い女である。
ハイソーらしい。
『高速道路なのに、なんで止まるのよ!』
と喚いて再び車に乗り込み、電話を掛けだした。
何なんだ、この女は(>_<)

しばらく待っていたがズ~と電話している。
後ろは大渋滞である(-_-)
埒が開かないので、俺は連れに電話をし女と話しをさせた。
結局、高速降りたすぐ側のガソリンスタンドで保険屋が来るのを待つことになった。
20分程待っていると保険屋がバイクで登場。
しばらくして連れもモタサイでやってきた。
TVのCMみたいに颯爽と保険屋が現れた。スゲェ(^^)
結論としては、追突なので相手の保険で直すことになったようだ。
書類にサインすると女は早々に立ち去ってしまった。
その間、女はこちらには謝るどころか一言も話してこない。

後で連れが言うには
『あなた達はキタナイ格好で、キタナイ髭面していたから怖かったんだって。日本人と言ったら信じられないと吃驚していたよ。彼女、夕方の便でアメリカへ仕入れに行くから急いでいたんだって。話し方も綺麗でハイソーだったわよ』
『なにがハイソーだ。汚ったない英語使ってたんだぜ。それに車も古いし保険も安いグレードのものじゃん』
『アナタ、保険なんて入っていただけ運がよかったのよ。車が良くても無保険で走っている車は沢山あるのよ。そんな車にぶつけられたら直してもらえないのよ』
まあ、その後さんざん文句を言われたのであるがそれは割愛する(^^;)

翌日、さっそく修理工場へ持ち込んだ。
思ったより大きい板金工場である
俺は、バンパー交換だろうと思っていたら、バンパー外して板金修理するので、4日後にまた来て欲しいと言う。
タイには代車という制度は無いようで、バンパー外したまま帰れと言うことらしい。
(日本なら一発で警察に捕まるだろうが)
もちろん車を置いていってもいいんだが、そっちのほうがもっと心配だと連れが言うので、仕方なくバンパーが無い状態で帰宅。
バンパーってバーナーで炙って直すんかよ。
3日後、修理工場から電話があり修理が終わったという。
(タイでも、予定より早く終わることもあるんだね。)
再び車を持ち込むと、バンパーを取り付けて最終調整して完了。

今回、修理費用は掛からなかったんだが、取り替えではないので下取り査定には響くんではないかと思う。
また、車を仕事に使っているとしたらその間の保証とかも無いようなのである。
相手の車がほとんど無傷だったこともあり、なんか余計にやられ損みたいな感じである。
交換したみたいに綺麗ではある。っちゅうか前は傷だらけだったからね。

っつうことで、タイでは、事故を起こすのは当然ダメだけど、遭遇してもダメってお話でした。

2 件のコメント:

カウマンガイ さんのコメント...

良い勉強になったのではないでしょうか・・・
バイクとの事故だけは避けましょう。

ジン さんのコメント...

カウマンガイさん

ど~も~。

おっしゃる通りで、小さい事故で逆に良かったような気もしております。
今後はより一層慎重に運転して、事故を起こさないよう気を付けなはれ、っていう警告ですよね。