2009年9月20日日曜日

Samruai 犬・猫 保護施設@ナコーンナーヨック

ちょっと前なんだが、個人で犬を1000匹も飼っている施設がTVで放送された。
それを見た犬好きの連れ、是非行きたいと言い出した。
犬しかいないとこ行ってどうすんだよって聞くと、犬の面倒が大変だからタンブンしてあげるんだとか。
車で行けば1時間くらいというので、まあそれなら遠くもないしいいかな、と同意。
しかし、タイ人の言うことを信じた俺はバカだった。

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ごらんの通り、場所はナコーンナーヨックの山中であり、バンコク都心部から約120kmある。
高速道もないのに、いや有ったとしてもこの距離を1時間で走れるわけがない。
おまけに途中で道に迷い、施設のサムルアイさんに何度も電話。
結局、2時間半ほどかかったのであった。

の門を登って行くと施設がある
たまたま、10月号のGダイにここの記事が出ていたので施設の詳しいことはそちらを読んでほしいが、ざっくりまとめると、20年ほど前にバンコクに住んでいたサムルアイおばさんは、捨てられた犬を育て始めてだんだん増え、近隣から迷惑がられて11年前にこの地に移ってきたのだとか。
有名になるにしたがって、ここに犬を捨てに来る人が増え、最近では猫も捨てに来るようになり、犬は1000匹・猫500匹(おそらく正確に数えたわけではないだろう)になってしまったとか。

端がサムルアイおばさん
施設の入り口に車を止めて外にでると、動物園のようなちょっと息を止めたくなるような臭いで満ちていた。
クラッとして立ち止まっていると、数十匹の犬が駆け寄ってくる。
いや~、ちょっとビビルよ。
でも、外にいる犬達は温和しい犬で、人間には噛み付かない事になっているらしい。
俺自身は犬は好きではないんだが、何故か犬には好かれてしまうようで、この時も俺の周りに犬が集まってきてしまった。

フェンスの先に犬が超沢山!!
何でオジサンの所に行くの?このバカ犬共。
と連れはぼやくんだが、まあ、人徳(犬徳か?)の違いだろう。笑。

犬が飼われている部分は広大。掃除も大変そうだ。
ここはお寺の敷地内なのだろう、世話を手伝っているお坊さんが居て、話しかけてきた。
『マージャーク プラテート アライ クラップ(どこの国から来たかな)』
『ポム マージャーク プラテート イープン クラップ(日本ですよ)』
『コンニチハ』
お坊さんがは日本語で言ってきたんだが、俺は慌ててしまい
『あっ、サイバイディー』(^^;)
とんちんかんなやりとりで場が和む
『日本人は初めて来たな』
ということで、お坊さんの記憶では俺が最初らしい。
まあ、その時は日本人は最初で最後になるんじゃないの、と思ったんだけどね。

子猫達
猫はゲージに入れられているんだが、こっちも公称500匹というだけあって、壮観な数である。
俺、犬にはまったく興味がないが、猫は嫌いではない。
チャトチャ当たりだったら高く売れそうな子猫ちゃん達が沢山(って、そっちかい)

『アナター、タンブンお金~~~』
『ホヘ、おいおいお前出さなきゃ意味ねえだろ』
『いいの、早く2000Bナ』トホホ。
やっぱりそうなるのね。

『アナタ、アナタ!ホレ、あれ、プアン(友達)いるよ♪』
何故か1匹だけ豚が飼われていた
同行の女性2人もバカ受け。
クー、深く傷ついたわ。(ウソ)

『さあ、もう金出したし帰ろ、帰ろ!』
『ねえ、ねえ、この近くに行きたいとこあるから、そこでお昼しましょ』

つづく。

4 件のコメント:

おこ さんのコメント...

 こんばんは!

 前にウルルンで放送していたカバちゃんの「犬の家」とは別物ねんでしょうか?

 えさ代だけでも、すごい額になりますね、運営は大丈夫なんでしょうか・・・?

匿名 さんのコメント...

>『アナタ、アナタ!ホレ、あれ、プアン(友達)いるよ♪』

ここ、笑えたあ〜〜!
おっと人の事は言えないけど。(泣)

僕もG-ダイ読みました。
僕だったらサコンナコンの犬レストランを紹介するけどなあ。(ブラックユーモア)

それにしてもタンブン2,000Bですか?
僕なら200Bだな。

ジン さんのコメント...

おこさん

『ウルルン』とは別のようですね。
場所が違います。
しかし、同じような施設があって日本で紹介されていたとはちょっとビックリです。

Gダイの記事によると、毎月の経費(餌代、水・光熱費、人間様)が30万Bだそうです。
餌を寄付する人が多いらしいのですが、現金も無いとってことで、お金を寄付した次第っす。

ジン さんのコメント...

匿名さん

2000B、チト痛いっすよね。
で、この後もワットにタンブン行くんですよ。
どんだけ好きなんだよ、って感じ。は~あ。