2009年9月19日土曜日

亀井大臣誕生で市場が涙目

さすが東大出、頭が良い。
所謂、「モラトリアム法案」の発言である。

郵政金融大臣という何だか所轄範囲がよく解らない大臣なんだが、さっそく国民党時代からの異説を披瀝した。
この「モラトリアム法案」ちゃん、ざっくりに言うと、資金繰りに苦しんでいる中小企業や個人の返済を一時的に猶予しようというものらしい。
その方法は、貸し付けている銀行等金融機関が3年間に渡って減免するもので、それで金融機関が減収になり自己資本が足りなくなれば公的資金を入れればいいんだってさ。

いやはや、ムチャクチャ。笑うしかないわ。

ここまでするんじゃ、もはや資本主義ではないわな。
共産党も吃驚の政策だね。
マルクスも草葉の陰で泣いて喜んでいると思うわ。

ま、その発言を受けて銀行株が暴落。
ここまで暴落しては、なけなしの金を投資していた個人投資家(俺のことではないよ)は、涙目で損切りせざる負えないだろう。
その後、藤井財務相の否定発言で少し持ち直したのだが。

で、頭が良いというのは2点ある。
まず、モラトリアム法案を持ち出すことで銀行に睨みを効かした。
これで、郵政利権を取り戻すだけではなくて銀行・保険利権も得てしまおうという魂胆である。
ついでに、空売りを仕掛けることによって、応援してくれたアンダーな人達に利益を出させたこと。
亀井大臣が確信犯的に発言するんであるから、銀行株が暴落するのは簡単に予想が付く。
仕手筋と兄弟分の亀井大臣、選挙で世話になったお返し第一弾だったというのは穿った見方だろうか?
市場参加者は亀井大臣を風説の流布で訴えてもいいんじゃないかと思うなぁ。これ。

とにかく、このおっさんの言うことは注意しておく必要がある。
発言の裏の裏はアンダーグラウンドに繋がっているのだから。

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