2009年4月13日月曜日

今日のタイ首相官邸


スゥアディーンノーパチョー(赤服組)、意外と頑張っている。
ラチャダーピセーク通りの裁判所前
午後、赤服組は逮捕されたアリスマン・ポンルゥアンローン氏を開放しろと裁判所前に集りラチャダーピセーク通りを封鎖した。
この為、アピシット首相は昨日のパタヤ同様にバンコク都内に非常事態を宣言。
アピシット首相の車を取り囲む赤服組
内務省に居るらしいと聞きつけた赤服組が急襲。
首相は車に乗っていなかったらしいが、首相副秘書官長が赤服組に連れ去られたらしく、その時彼は怪我を負ったらしい。
TVでは血を流して苦しそうな秘書官の姿が写されていた。
この赤服組の襲撃で警備していた軍隊が発泡したらしく、2人が死亡した模様だ。
(ただ、軍隊が死体を運び出した為、報道機関が確認出来ないということらしくまだ報道されていない)
まあ、そんな事態とは知らない俺達は、今晩チェンマイに帰るという連れの知り合いに遭う為に首相官邸まで出かけた。
首相官邸に近づくにつれ、交差点に自動小銃を持った軍隊が配置されているのが目についた。
警戒している軍隊
首相官邸近くには装甲車も展開していた。
なんとなく不穏な雰囲気である。
取り敢えず記念撮影、笑
首相官邸近くに着くと、付近の入り口には赤服軍団がバリケードを設けている最中。
何でも、軍隊がやってくるらしいと。
ラマ5世宮殿前
俺達がラマ5世宮殿前にバイクと止めると、西側から警察の部隊が押し寄せてきた。
一時は騒然とした雰囲気であったが、赤服組が警察に話かけると『警察は市民には銃を向けない、警備するだけだ』と。
警察の大部分は心情的に赤服組であり、対峙しているという雰囲気は皆無。
警官に弁当を差し出す赤服組
警察の部隊が来てしばらく経つと、赤服組は弁当や水を警察に渡し始めた。
警官も平気で受け取りパクパク食べている。
まことタイらしい。

一方、軍隊が展開してる場所もあり、ここでは赤服組が軍隊に非難したり懇願したりと、緊張した雰囲気になっている。
自動小銃を持った軍隊に懇願するおばさん
ただ、軍隊も一応出動したという雰囲気だし、周辺道路を完全に封鎖するようなことはしていない。
アピシット首相は、軍隊を完全に掌握出来ていないのであろう。
兎に角軍隊の動き鈍い。
応援にかけつけたガトゥーイ
軍隊が発砲し死者が出たという話は報道はされないが、赤服組の幹部によって携帯等で広まり、続々と赤服組が首相官邸に集りだした。
駆けつけた車両とモタサイで一杯になったラマ5世宮殿
加速度的に赤服組が集りだしている。
首相官邸に向かう赤服組の人々
俺達もメイン会場に行ってみることにした。
人垣で前に進めない
もうメイン会場の近くまで行けないほど人で埋め尽くされている。
老若男女、子供も多数居る。
さて、軍隊及び警察はこの人々を制圧出来るのだろうか。
*う~ん、事態が急展開している。ちょっと気軽に観光とかは無理かもね。
バンコクでは、水掛け及びそれに伴う各種行事は中止、都心のデパートも午後3時には閉店と相成った。

2 件のコメント:

奈々戦士 さんのコメント...

宅診くん
クーデターが成功したら、英雄気取りで凱旋。
失敗したら、支持者がやったことで私は関係ない、って感じなんですかね。

赤組は話し合いで解決しようという雰囲気がないので、前回の空港閉鎖より混乱は長く続きそうな気がしますが、どうなんでしょう?


奈々戦士

ジン さんのコメント...

奈々戦士さん

クーデターを起こす積もりはないと思います。
赤服組にはそこまでの力も一般庶民からの共感もありませんし。

基本は金持ち同士の争いなんですが、赤服組の大部分は黄服組が許せないという気持ちで参加しているように思います。