2009年4月14日火曜日

タイ バンコク 赤服デモ終結

首相官邸前に陣取っていた赤服組はついに白旗を上げた。
恒例かわいい女子アナ

今朝、赤服組はバスを燃やして最後の抵抗を試みるも直ぐに軍隊に蹴散らされた。
燃え上がるバス
首相官邸前には解決に向けた儀式で、国会議員の代表が視察に訪れる。
軍の指揮官と話す議員代表
11時頃、赤服軍団の指導者はこれ以上の抵抗は人的被害が大きくなるので散会を宣言。
皆に帰るよう話す幹部
政府側も地方から来ている人々の為にバスを用意。
次々にやってくるバス
撤退する赤服組は、水が足りないという軍隊に水を供給。
水を貰いワイをする兵士
12時過ぎ、デモ会場では片付けが進む。
大量のゴミを片付ける人々
赤服組の幹部は黄服組幹部と違い潔く警察に出頭。
現在、事情聴取を受けているようだ。
保釈にはしばらくかかるかもしれないが、首相官邸内に数ヶ月も居座り挙句の果てはスワンナプーム空港を占拠し両施設に甚大な被害をもたらした黄色組幹部は、未だ誰一人逮捕されていないので、赤服組幹部だけが逮捕ということはないであろう。
もし、逮捕拘留、裁判となれば、その不公平な対応に又赤服組がデモを開始するだろう。

午後2時、政府は今回の事態を沈静化させる為16日、17日も休日とする旨を発表。

取り敢えずこれでバンコクは正常に戻るだろう。
しかし、封鎖箇所を制圧している軍隊が赤服組を数十人単位で殺害したという噂が実しやかに広がっている。
制圧現場を見ていた人は、銃撃で倒れた赤服組をシートに包みトラックで運び出したと言う。
赤服組幹部は行方不明者が200人以上居ると証言。
タイでは以前も動乱の度に同じような出来事があるので、おそらく政府によって隠蔽されているのだろう。

インターネットでも同様の書き込みが多数でている。
しかし、あれだけ多くの報道関係者やカメラや携帯で現場を撮影している人がいたのに、その場面がネットに出てこない。
あの天安門でさえ映像は流出したのにだ。
今の所は、映像が出てこないので信憑性に疑いを抱かざる負えない。


さて、事態の一応の終結を見て、各TVも通常放送になり各地の模様を伝えている。
バンコク都以外の地方では通常のソンクラーンイベントが行われている。
もし、デモがなければバンコクの水掛も例年通りなのだろうが・・・・。

今日もバンコクは水掛日和だ。

明日からは、平穏な日々になればいいのだが。

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